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ひろば

第0004回 (2004/03/02)
立川テント村不当逮捕

WORLD PEACE NOWは以下の声明を発表しました。


 憲法21条に保障された表現の自由を侵害する不当逮捕〜
イラク派兵に反対する行動をビラで呼びかけた人びとへの不当な家宅捜査・逮捕に抗議します

2月27日早朝、立川警察署は「立川自衛隊監視テント村」のメンバーの自宅など6カ所を家宅捜査し、3名の人びとを逮捕しました。1月17日に「イラク派兵反対を呼びかける」チラシを、自衛官も住んでいる官舎に配ったことが「住居侵入」になるというのです。
 しかし、ピザ屋さんもおすし屋さんも、引越し屋さんも不動産屋さんも、このようなやり方で、日常的にチラシを配布しています。なぜ、特定のグループが、特定の内容のチラシを配ると、それだけが「住居侵入」になるのでしょうか。このような、手前勝手な「法の支配」に怒りを抑えることができません。しかも、これは「現行犯」逮捕ですらない「令状逮捕」という異例中の異例なやりかたです。私たちは裁判所までがこうした警察の不当な令状請求をそのまま受け入れ容認してしまったことにも強い不安と憤りを感じるものです。
 2月27日の家宅捜索と逮捕は、イラク派兵に反対して行動している全国のすべての仲間の言論・表現の自由の侵害に直結します。チラシの配布が違法行為とされ、逮捕されるのなら、さらに集会やピースウォーク、あるいは駅頭や街頭でのアピールなど、屋内・屋外での表現活動の制限へとエスカレートしていく危険を感じないではいられません。
 戦争が準備されるときに、真っ先に犠牲になるのは“真実”だ、と指摘した人がいました。私たちは今後も当然の権利である表現の自由の権利を行使し、まざまな方法で反戦の意思を表現し続けます。日本が軍隊を海外へ派兵し、戦争に協力・参加していくことに反対する声をさまざまな機会にあげ続けます。
 同時に、私たちは何よりも今回の不当逮捕と不当な家宅捜索に抗議し、逮捕・拘留されている3名の人びとの即時釈放を求めます。

2004年3月1日
WORLD PEACE NOW実行委員会

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