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 第10回「法と民主主義」賞 2014年7月5日

■第10回「法と民主主義」賞選考委員

・委員長 広渡清吾(専修大学教授)
・委員  内田雅敏(弁護士)
・委員  小林五十鈴(日本婦人有権者同盟)
・委員  新倉 修(青山学院大学)
・委員  宮腰直子(弁護士)


■第10回「法と民主主義賞」受賞者の発表
 第10回の受賞者及び授賞理由は下記の通りです。


★法と民主主義賞
「原発被害賠償請求訴訟原告」
(伊東達也、金井直子、早川千枝子、中島孝、新関まゆみ、樽川和也、福田祐司、鴨下裕也、山田秀衡のみなさん)
 あなたがたは、「法と民主主義」2014年2/3月号の特集「原発災害を絶対に繰りかえさせないために(パートX)──3年目のフクシマは いま──」において、原発事故被害賠償請求訴訟の原告として裁判所に提出した「意見陳述書」を公開してくださいました。意見陳述書は、原発がフクシマの人々の生活と権利を根こそぎ奪い去ったこと、そして、原発を決して許してはならないことを、明々白々に示しています。みなさんの闘いの勝利は、日本の脱原発につながっています。全国の原発事故被害賠償請求訴訟の代表としてみなさんに本賞を授与し、この訴訟の勝利に向けて心からの支援と連帯のあいさつを送ります。


★法と民主主義 特別賞
末浪靖司 殿
新垣 勉 殿
あなたがたは、「法と民主主義」2013年4月号の特別企画「対米従属の正体──過去・現在に寄せて」において、「今に生きる最高裁長官と米大使の密談」(末浪靖司)および「オスプレイ配備が示す法的問題点と沖縄の異議申立」(新垣勉)を寄稿されました。二つの論文は、第二次世界大戦後の日本の安全保障がアメリカの軍事戦略に連動し「対米従属」の下におかれ続け、憲法9条との矛盾を引き起こしていることを、鋭く分析し、問題の所在を明らかにしています。その意義を高く評価し、「法民特別賞」を授与して、ここに顕彰いたします。


★法民賞第10回目を記念した特別表彰
林  敦子 殿
織田かおり 殿

あなたがたのおかげで「法民賞」は、第10回目を迎えることができました。あなたがたの労を厭わない尽力なしには、「法民賞」のこれまではありませんでした。他人に知られることのない、あなたがたの汗と涙を想いつつ、その貢献に心からの感謝と敬意をこめて、ここに「法民賞第10回目を記念した特別表彰」を行い、その栄誉を称えます。今後ともご健勝のうえ、「法民賞」の続く限り、どうぞよろしくお願い申し上げます。


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