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 国会決議要請の請願運動へのご協力を 2003年3月12日確認 運動の手引き

 法律家各団体に所属して、平和と人権のためにご活躍の各位に敬意を表します。
 唯一超大国アメリカのイラクに対する武力行使は不可避なものと考えられていましたが、今平和を求める国際世論の昂揚がこれにブレーキをかけています。国内世論も盛り上がりを見せ、運動は確実に力となりつつあるとの手応えが感じられる事態です。
 法律家の共同行動も進展しつつあります。2月20日「1200人アピール」を発表し、次いで3月11日、松井芳郎教授をお招きしての「イラク攻撃を考える院内意見交換会」を開催しました。
 そして、次の企画として、「アメリカのイラクに対する武力行使に反対する国会決議」採択を要請する、国会への請願運動を行います。
 これまで急速に拡大した平和を求める国民世論を、国会の意思として結実させることを目指すことが直接の目的です。そのため、まず法律家の各団体で運動を開始し、次いで市民へも呼びかけようと思います。また、この運動の成功のためには、超党派の国会議員に紹介議員となっていただく必要があります。


請願の概要は以下のとおりです
(1) 請願の趣旨 アメリカのイラクに対する武力攻撃に反対する決議を採択せよ。

(2) 請願の理由 武力行使は国連憲章違反。査察を継続すべきが本筋で、新決議は不要。国会は、民意を代表して米の対イラク武力攻撃反対の意を表明せよ。

(3) 実施要項
  1. 請願先は衆議院議長と参議院議長。したがって、請願者1人当たり2通の請願書が必要。
    請願書請願書をダウンロードする 議員に対する紹介要請書議員に対する紹介要請書をダウンロードする
  2. 紹介議員は超党派として、多くの紹介議員を募ることを運動の課題のひとつとする。
  3. 呼びかけ対象者はまず法律家6団体の構成員・関係者とし、その後、広く市民への呼びかけを展望する。
  4. 第1次集約を3月24日、第2次集約を3月31日とする。
  5. 署名捺印した請願書各原本(衆院議長宛・参院議長宛)を日民協に郵送(持参)する。仕分けは、共同で行う。
  6. 請願文は、大久保賢一さん(反核法協事務局長)起案のものを使用する。
(4) 請願の位置づけ
 急速に拡大した平和を求める国民世論を、国会の意思として結実する。
 拡大し拡散している世論を、国会に向けての共同運動とする展望をもつ。
 これによって小泉内閣の戦争容認姿勢を糾弾する。
 国会内での超党派の議員活動と連携する。
 請願採択は会期末、という慣例を打破して、早期採択を目指す。
(5) 3月25日(火)を国会議員への要請行動日として設定しました。
 国会議員へのビラ入れ・オルグ行動を行います。
 是非、午前9時50分に、衆院第2議員会館1階ロビーにご参集ください。


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