日本民主法律家協会

法と民主主義

 「法と民主主義」(略称「法民」)は、日民協の活動の基幹となる月刊の法律雑誌です(2/3月号と8/9月号は合併号なので発行は年10回)。毎月、編集委員会を開き、全て会員の手で作っています。憲法、原発、司法、天皇制など、情勢に即応したテーマで、法理論と法律家運動の実践を結合した内容を発信し、法律家だけでなく、広くジャーナリストや市民の方々からもご好評をいただいています。定期購読も、1冊からのご購入も可能です(1冊1000円)。


法と民主主義2025年4月号【597号】(目次と記事)

●特集のリード(PDF) ●時評(PDF) ●ひろば(PDF)

特集●「政治改革」30年 総括と展望
―― 2024年総選挙を踏まえて

◆特集にあたって ... 編集委員会・小沢隆一
◆「政治改革」30年の憲法学的検証 ... 小沢隆一
◆2024年総選挙その歴史的意味を考える ... 田中 隆
◆2024年スーパー選挙イヤーと小選挙区制改革の展望 ... 小松 浩
◆政治資金規正「改革」の総括と今後の展望 ... 上脇博之
◆選挙運動の自由の現在的意義 ── SNS 選挙運動が突きつけるもの ... 小牧亮也
◆「公共圏」における民主主義の危機と再生 ... 本 秀紀
◆座談会●「ビラ配布の自由」と民主主義の今を問う
 荒川庸生/荒川英子/後藤寛/西田穣(誌上参加)/小松香代子
 /小松伸哉/椿房子/芝崎孝夫/渡辺キヨ子/小沢隆一(司会)

◆特別寄稿
 戒厳令は民主主義のためになるのか ── 韓国の12・3 戒厳を素材に ... 李 京柱
◆司法をめぐる動き〈102〉
 ・人権を軽視する司法判断 滋賀医大生事件大阪高裁判決を読む。 ... 伊藤和子
 ・1/2月の動き ... 司法制度委員会・町田伸一
◆連続企画・憲法9条実現のために(58)
 大川原化工機事件と経済安全保障 ... 城 秀孝
◆特別企画
 『民主主義法学の憲法理論』(森英樹著)を傍らに置いて~直ぐ隣に居られた偉大な学者~ ... 北村 栄
◆追悼●間部俊明さんの在りし日を偲ぶ ... 澤藤統一郎
◆メディアウオッチ2025●《情報を伝える意味》
 「情報に振り回されない」ということ トランプ劇場から、ライバー殺人まで ... 丸山重威
◆とっておきの一枚 ─シリーズⅡ─〈№35〉
 勝たなきゃダメなんです。 ... 宇治橋眞一さん×佐藤むつみ
◆改憲動向レポート〈№66〉
 「壊憲政治のオンパレード」自公政権と市民活動 ... 飯島滋明
◆連続企画・学術会議問題を考える(21)
 学術会議を解体する法案を廃案に!
◆時評●被災地の実態研究と分析は、防災・減災のための、被災地の責任 ... 今野順夫
◆ひろば●新宿御苑への放射能汚染土持込み問題とコトバ ... 加部歩人

お申込みフォーム
・定期購読は年10冊分1万円の前納制です。
・1冊(1000円)のご購入もどうぞ。
※461号、500・501号、563・564号は1冊2000円です。
・送料はご負担いただきます。

索引・目次検索

▶バックナンバー一覧はこちらから

相磯まつ江記念「法と民主主義賞」

 相磯まつ江記念「法と民主主義賞」(略称「法民賞」)は、「法民」の充実を願い、日民協に事務局・会議室スペースを提供してくださっている相磯まつ江弁護士への感謝と、「法民」のいっそうの発展への思いを込めて、2005年に創設されました。以降毎年、「法民賞」選考委員会を設け、一年間に「法民」に掲載された論文・特集の中から最も優れたものを選定し、総会の場で「法民賞」を授与しています。

2024年 第20回「法と民主主義賞」
2023年 第19回「法と民主主義賞」
2022年 第18回「法と民主主義賞」
2021年 第17回「法と民主主義賞」
2020年 第16回「法と民主主義賞」
2019年 第15回「法と民主主義賞」
2018年 第14回「法と民主主義賞」
2017年 第13回「法と民主主義賞」

▶過去の法民賞はこちらから

その他の刊行物

「記録映画 日独裁判官物語」がDVDになりました!

復刻によせて

 このDVDは、1999年に制作された記録映画「日独裁判官物語」のビデオテープを復刻したものであり、内容には一切手を加えておりません。映画制作から20年たった今日でも「古さ」は感じられず、いまだに大学の授業で使われたり、購入申込を頂いたりしておりますので、ビデオの保管・販売を預かってきた日本民主法律家協会の責任で、今回思い切ってDVD化し、司法の問題を考える素材として多くの方々にお届けすることにしたものです。
 この20年の間には、裁判員制度、法科大学院制度、法曹人口の増大、下級裁判官指名諮問委員会など、司法改革と呼ばれる大きな制度の変革がありましたが、いま、日本の裁判官は市民的自由を獲得し、「市民を行政の違法行為から守る使命」(ゲンチュ裁判官の言葉)を果たしているでしょうか。そうしたことを考えながら、あらためて「日独裁判官物語」を観ていただき、語り合っていただければと思います。
 この映画を制作した片桐直樹監督は今年5月、逝去されました。ドイツと日本を精力的に駆け巡った片桐監督と、この映画制作に多大な協力をして下さった多くの方々の、「市民のための司法を」との思いを、特に若い世代の皆さんに受け継いでいただけることを心から願っています。

2019年11月 日本民主法律家協会

記録映画 日独裁判官物語(1999年)
監督・制作・脚本 片桐直樹(㈱青銅プロダクション)
撮影 山本駿
音楽 三木稔
ナレーター 山本圭
原作・監修 木佐茂男(当時:北海道大学教授/現在:九州大学及び北海道大学名誉教授)
推薦 日本弁護士連合会司法改革推進センター(当時)
協力 在日ドイツ連邦共和国大使館・日本民主法律家協会
発行 記録映画「日独裁判官物語」制作・普及100人委員会 代表 鬼追明夫

●平成11年度 文化庁優秀映画賞
●日本映画ペンクラブ ノンシアトリカル部門 第1位
●キネマ旬報 文化映画ベストテン 第3位
●日本映画復興会議 第17回(1999年)日本映画復興奨励賞

頒価2000円

<ご購入方法>
DVDのご購入をご希望の方は、本部事務局までメール(info@jdla.jp)でご連絡いただくか、または、こちらの「申込書チラシ」にご記入のうえ、FAX(03-5367-5431)にてお送りください。
送料無料でお届けいたします。代金は、DVD到着後、同封の郵便振込用紙でお振込みをお願いいたします。


全裁判官経歴総覧 期別異動一覧編 第4版 2004年8月10日発行

編著:日本民主法律家協会・司法制度委員会 発行所:㈱公人社
■本体価格10,000円(税別)
全裁判官の異動状況を明らかにし、裁判官人事の全体像を広く国民の前に明らかにして、国民が主権者として裁判官統制・裁判統制を監視し、批判することを可能にする基礎資料の第4版。56期(2003年10月任官)の裁判官まで掲載。
※このサイトでご注文いただければ、送料・消費税を公人社が負担します。代金の振り込みは、本書送付の際に同封される振込用紙を活用してください。


【参考】全裁判官経歴総覧 期別異動一覧編 第5版 2010年12月10日発行

編:全裁判官経歴総覧編集委員会 発行所:㈱公人社
■本体価格14,000円(税別)
62期(2009年9月・2010年1月任官)の裁判官まで掲載された第4版の続編。
※ご注文は㈱公人社(電話03-3947-5079)に直接お願いいたします。