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もうすぐ通常国会

通常国会の開会まであと一週間。来週の木曜日に「第166常会」が始まる。会期は6月23日までの150日間。これが終われば参院選だ。憲法の命運と大いに関わる。
毎次の国会に、政府与党から「悪法」の提案が続く。「法案成立に反対」と叫び続けなければならないのが、悲しいかな我が国の現実。
この国会の最大の焦点は、「改憲手続き法」案である。当然のことながら、「改憲地ならし法案」であり、「改憲外堀埋め法案」でもある。その内容如何にかかわらず、「改憲の必要なしが民意」だという立場で反対。
しかし、法案の内容に目もくれないのではもったいない。土台、政権与党には民意の正確な反映手続きに関心はない。小選挙区制へのしがみつきが彼らの心根をよく表している。
「改憲手続き法案」の民意をゆがめる醜さも、十分に指摘し反論しなくてはならない。
ところで、ホワイトカラーエグゼンプション(残業代ゼロ法案)については、財界の意を受けた厚労省が提案に熱心だったが、与党は参院選に不利と見て法案提出断念を表明した。
彼らも、「民意」には決して鈍感ではない。改憲も、改憲手続き法も、「民意」を喚起できるか否かにかかっている。