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不起立1回に3度めの弾圧

「憲法日記」の掲載が途切れている。思えば、「事務局長日記」時代の約3年間、よくぞ一日の途切れもなく連続更新できたものだと感心する。自分のしたことだが、真似ができない。到底二度とやれない。

多忙を理由にすると、できることはなくなる。今、多忙だから書くべきことがある。現役を退けば時間はできるだろうが、ビビドに現場から発すべきネタはなくなる。無理をおしても、なにか書き続けなければならない。

今日。都教委から教員に対して11件の新たな処分が明らかとなった。7月21日再発防止研修での「ゼッケン・Tシャツ・ハチマキ」着用を理由とするものが10件。9月専門研修未受講者に対する処分が1件。

「ゼッケン」着用は、研修命令を不当とする抗議の意思表示である。当日これをはずせという指示はなかった。従って職務命令違反とはなしえない。「職務専念義務違反」が根拠とされた。

グリコは、「一粒で二度おいしい」と言った。「日の丸・君が代」強制は、不起立で弾圧1度目。再発防止研修の嫌がらせが2度目。そして、抗議行動への懲戒が3度目。1不起立に3度の弾圧である。

本日、藤田弾圧刑事事件で、弁護側の立証が始まった。2名の板橋高校の元教員が落ち着いた立派な証言をした。その中で「この事件が起訴と聞いて、これはたいへんな世の中になったというのが偽らざる感想」との言葉。

まったく同感。このまま、流されてはならない。時代の流れを食い止める努力をしなければならない。強く、そう思う。