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清水雅彦(しみずまさひこ) 今回、日民協ホームページのコンテンツ拡充策の一つとして、私が映画評を書くことになりました。自分からの申し出ではありませんし、映画評論家でもありませんので、中身は大目に見てやってください。 簡単に自己紹介をしておきますと、現在、明治大学講師で憲法学が専門です。最近は、憲法の平和主義に反する有事法制の問題や、警察権限の拡大と相互監視社会をもたらす「生活安全条例」の問題に取り組んできました。この間の両者の研究成果については、たとえば、『有事法制のシナリオ』(共著、旬報社、2002年)や『生活安全条例とは何か』(共著、現代人文社、2005年)などを参照していただければと思います。 そんな私がなぜ映画かというと、映画が好きだし、普段、授業・講演・原稿執筆などで忙しいと、「映画くらい見ないとやってられない」という気持ちでせっせと映画館通いをしているからです。各方面へのメールによる情報発信の際のおまけとして、自分が見た映画の一言コメントもつけていたところ、ここで映画評をやれとなった次第です。 先にも書きましたように、映画評論家ではありませんが、この間、『AERA Mook アメリカ映画がわかる。』(朝日新聞社、2003年)では、「戦争と法 アメリカの正義を宣伝する戦争映画」という一文を書きました。ここで取り上げた映画は、『インデペンデンス・デイ』『エアフォース・ワン』『パール・ハーバー』『ワンス&フォーエバー』『ブラックホーク・ダウン』『エネミー・ライン』『英雄の条件』『ソードフィッシュ』『コラテラル・ダメージ』『スパイ・ゲーム』『トータル・フィアーズ』『9デイズ』『トリプルX』『007/ダイ・アナザー・デイ』などで、法的視点からアメリカ映画のイデオロギー性を批判した(つもりの)ものです。 こんな私の映画評ですが、お時間のあるときにでもおつき合いしていただければと思います。 |