「中国残留孤児」、子供の頃からニュース等で言葉は知っていましたが、ある日残留孤児訴訟の学習会に参加してみると、自分がこの問題の深刻さを知らなかったことに愕然としました。何か自分にできることはあるだろうか、と思ったところへ講師の東京南部の長尾弁護士から劇をやりましょう、との提案があり参加しました。
台本作りのため、原告の方々からこれまでの経緯を伺ったのですが、原告の方々が切々と訴えながら時には涙を流してしまうのを見て、僕らは原告の方々に辛い思いをさせているのではないかと不安になりました。しかし、一通り聞き取りが終わると皆さん一様に、来てくれて嬉しい、たくさんの友人ができた、またぜひ来て下さい、素敵な笑顔を向けてくれ、ほっとしました。
劇は涙あり、ユーモアありでかなり良い出来映えだったと思います。機会があれば何度も上演したいです。
(→『わたしたちなにじんですか』http://www.jdla.jp/cgi-bin04/column/zan/diary.cgi?no=18)
美容師のタマゴの友人にこの話をしたところ、自分も何か手伝うことはないか、自分には髪を切ることくらいしかできないが、ぜひ、原告の方々の髪をきれいにして、メイクもしてあげたい! ということから、辛い毎日を送り訴訟も頑張っている原告の方々のヘアメイクやお化粧をきれいにさせてもらうことでほんの一時でも、あの素敵な笑顔を見せてくれたら。
「ビューティフルライフ」、こんなことも企画しています。
(城北法律事務所・黒田 真一)
城北法律事務所ニュースより
http://jyohoku-law.com/news/040801/06.html