本日(3月25日)、大阪の裁判を傍聴しました。
大変心を打つ原告および弁護士の方々の意見陳述がなされました。あっという間の2時間でした。
はじめに西岡弁護士が具体的な聴き取り経験を紹介しつつ「想像力を働かせて考えてほしい」と裁判所に訴え、「裁判長とほぼ同年齢でゼロからのスタート、キャリアが通用しないことを想像してほしい」と訴えました。
原告のTさんは自分が帰国意思なしと勝手にされていたことの憤りを述べられました。
最終準備書面の概略説明は、その膨大な内容をパワーポイントを使って整理され、3人の弁護士が分りやすい説明をされました。究明カード分析が見事だと思いました。
小野寺先生が全国を代表して、全面解決を図るにふさわしい正義の判決をもとめました。
最後に原告団長が原告を代表して人間らしく生きたい、すでに11人の原告が亡くなった、これ以上待てない、もう見捨てないでほしいと訴えられました。
各意見陳述の後に傍聴席にむけて簡単な中国語の翻訳がありました。原告の皆さんにとって、とても貴重だったと思います。
(2005年3月25日 東京訴訟弁護団・弁護士 宮腰直子)