あっちゃんの事務局だより
第0063回 (2004/05/10)
99歳の松田さんの可愛さと強さに感動!

連休を挟み、すっかりご無沙汰してしまいました。事務所の移転準備と、5月号の編集作業でくたくたになっていました。こんなつたない文を書く暇もなかったのか、というと、そうではなく、なんとなくぐうたらをきめこんでいたのです。反省!。猿にもできる反省ポーズをとっているところです。
この間、とても感動的な出会いを経験しました。「法民」の「とっておきの一枚」の取材に同行し、99歳の作家、松田解子さんにお会いしてきました。「おりん口伝」をむさぼり読んだ青春時代から、そして、かつて私が中野の法律事務所に勤務していたころお会いして以来、私の尊敬する女性のお一人でした。生活感みなぎる住宅街のひっそりとした書斎で松田さんは、数年前に喪った私の母を彷彿させる笑顔で私たちを迎えてくれました。
「文化人は優しいの、優しくない人は文化人じゃないのよね」。清貧の日々を助け合った数々の人々との交流を、はぎれよく話してくださる。「解子」というペンネームは、「解放」の「解」だとばかり思っていたら、「解雇」の「解」だったとは…。詳細は、5月号の「法民」の佐藤むつみ先生のリズムよい文章をお楽しみに…。
美しく年を重ねるとは、活き活きと生きた人生の証。松田さんの笑顔をみなさまにもお届けしまーす。
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