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あっちゃんの事務局だより

第0075回 (2004/07/07)
「護憲」でなく「活憲」

伊藤千尋氏本当に急な試みだった。朝日新聞の伊藤千尋記者が、猛暑のなか、快くインタビューに応じて下さった。7日の七夕の日、丁度公休日とのこと。
佐藤むつみ弁護士とは、初対面なのに、それらしき挨拶もあったようなないような状況のまま、楽しいお話しの渦中へいざなわれていた。とりあえずのテーマは、「法民」の「シリーズ・改憲阻止」の特集企画の一貫として、9.11を赴任間近に目撃し、イラクで人質になった3人の日本人への得たいのしれないバッシングの嵐の吹きすさぶ中帰国した伊藤氏から、憲法9条はどんな意味をもつているのかを聞き出すことにあった。開口一番「護憲」は嫌い。守りに入った時点で負けている。平和憲法という宝の山にあぐらをかいた乞食。などど過激な言葉がとびかうが、コスタリカでの取材でのエピソードをまじえて、「平和教育」の本質など、うなずくことばかり。憲法を活かす。まさにこのことに一生懸命だったかどうか、自らの生き方に照らしながら、参議院選挙のまっただなかで、考えさせられた一日だった。
「憲法を活かす生き方とは、楽しく、活き活きと生き抜くこと」。伊藤氏の明快な答えでした。

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