あっちゃんの事務局だより

実は台風１０号を追いかける形で、月末から２日にかけて広島へ行ってきた。原水爆禁止世界大会ではなく、朝日新聞と広島市の主催による「再び築こう核廃絶の流れをー強めよう年と市民の連携」と題するには、国際平和シンポジゥムへに参加してきた。澤地久枝氏の記念講演と、筑紫哲也氏のコ−ディネーターによるパネルディスカッションだった。シンポジゥムの裏方が専門の身から、たまには参加者になろうと申し込みをした。充実した一日だった。シンポの感想は、「法民」の片隅に書かせてもらうと思う。シンポの帰り道、原爆ドームの前を通り、繁華街に通じるビルに、「峠三吉展」の垂れ幕発見。閉館ぎりぎりに滑り込む、「ちちをかえせ　ははをかえせ　・・・人間をかえせ　くずれぬへいわをかえせ」の詩のわきに「呼びかけ」という詩がかけられていた。「いまでもおそくはない　あなたのほんとうの力をふるい起こすのはおそくはない・・・」ではじまるこの詩に、シンポで澤地さんの「人し明日のために、未来のため、何かをすべく今日を生きている・・・」との発言に重ねながら、風雨強かりし広島の路面電車に揺られてホテルへと戻った。なにか、きちんと行動せねば・・・。いまでもおそくはない・・・。