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あっちゃんの事務局だより

第0085回 (2004/09/01)
煙幕の中の大花火大会

 今年の夏の天候を象徴するような激しい雨と蒸し暑さのなか、熱海で夏期合宿が開催された。改憲阻止の運動をいかに構築するか、が大きなテーマ。市民の運動の要となっている高田健氏にもご参加願った。市民の感情や若者の気持ちに深いところで共感し、共同行動の担い手として共にスクラムを組んでいる高田さんならではの運動構築論は、私たちにたくさんの勇気とヒントを与えてくれた。
夕食後、雨も上がり、「大花火大会」が予定どおり催されるとのこと。花火見物には最高のモチベーションをそなえたベランダで待つ。「ドーン」という威勢のよい音に、「玉や!」などどかけ声をかけながら拍手。それも最初の数発・・・。雨がやんだら、風まで止んでしまったのだ。風のない花火は、うちあげられたみずからの煙がながれず、暑い煙の層が帯のごとく漂い、その煙幕の中で音だけが鳴り響く。こんな経験はじめて。観光商店街の方々の嘆きもいかほど。花火師の方々の無念さも。それでも、ベランダにたちつくしながら、「音」を楽しんだ。
 そのあとは、懇親会の予定返上。編集長の佐藤むつみ弁護士とともに、阿修羅のごとく、水島朝穂先生のインタビュー原稿の大幅カット作業。午前2時。電気も消えた露天風呂に、そおっとつかりながら、合宿一日目の終了とあいなった。

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