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あっちゃんの事務局だより

第0037回 (2004/03/11)
こんな椅子も時にはいいなー。

 春を飛び越えで初夏のような天気。今日は母の命日。いつもより念入りに仏壇に向かう。二年前の今日も暖かく、早咲きの桜をめでながら、永久の別れになるとは思いもせず病院に向かったのだったと思い出している。
 午後から、弁護士会館1001号室での会議。楕円形の重厚そうなテーブルと、頭まですっぽり収まってしまうような大きな椅子。クッションの堅いわが協会の会議室の椅子とは、ずいぶん座りごこちが違う。深く腰掛けると足が床から離れる。浅く腰掛けるとテーブルと胸付き八丁状態になる。会議の進行とともに、椅子との関係がうまくコントロールできてくる。椅子との相性が問題なのではないのだ、会議の内容が肝心。被爆者と中国残留孤児と、中国人戦争被害者が、ともに被害の実情をふまえたうえで、歴史認識として「侵略戦争否定」「核戦争否定」の思想を共有していくことの大切さについて論議を深めた。昨年の12月号の「法と民主主義」の特集企画をさらに発展させる試みの予備会議。討議と学習を積み重ねていくことを決めた。
 南風にまいあがった土埃で四谷駅周辺は、うすぼんやりとしていた。夕方まで、明日の編集委員会の準備をする。コピー機のセールス、コーヒーの試飲と、訪問者あり。夜は、娘と母をしのび食事をする。

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