全国13地裁で訴訟が提起され、1800名を越える原告が国の責任を明確にするよう求めている中国残留日本人孤児国家賠償訴訟で、全国に先駆けて、大阪地方裁判所における訴訟が2005年3月25日に審理を終結しました。判決は7月6日に予定されています。
結審に先立つ3月21日、必ず大阪地方裁判所において勝利判決を得ることができるよう、全国の原告団・弁護団が大阪に集まり、大阪原告団・弁護団を励まし、勝利をめざす決意を示すために、全国総決起行動が行われ、関東からも100名を越す原告、支援者、弁護士が参加しました。
詳しいご報告は
“京都原告団 帰国者二・三世のホームページ”
http://www.geocities.jp/genkokusien/3-21osaka.html
“中国残留孤児訴訟in岡山”
http://www.geocities.jp/czk_oka/index.html
をご覧下さい。
「中国残留孤児」、子供の頃からニュース等で言葉は知っていましたが、ある日残留孤児訴訟の学習会に参加してみると、自分がこの問題の深刻さを知らなかったことに愕然としました。何か自分にできることはあるだろうか、と思ったところへ講師の東京南部の長尾弁護士から劇をやりましょう、との提案があり参加しました。
台本作りのため、原告の方々からこれまでの経緯を伺ったのですが、原告の方々が切々と訴えながら時には涙を流してしまうのを見て、僕らは原告の方々に辛い思いをさせているのではないかと不安になりました。しかし、一通り聞き取りが終わると皆さん一様に、来てくれて嬉しい、たくさんの友人ができた、またぜひ来て下さい、素敵な笑顔を向けてくれ、ほっとしました。
劇は涙あり、ユーモアありでかなり良い出来映えだったと思います。機会があれば何度も上演したいです。
(→『わたしたちなにじんですか』http://www.jdla.jp/cgi-bin04/column/zan/diary.cgi?no=18)
美容師のタマゴの友人にこの話をしたところ、自分も何か手伝うことはないか、自分には髪を切ることくらいしかできないが、ぜひ、原告の方々の髪をきれいにして、メイクもしてあげたい! ということから、辛い毎日を送り訴訟も頑張っている原告の方々のヘアメイクやお化粧をきれいにさせてもらうことでほんの一時でも、あの素敵な笑顔を見せてくれたら。
「ビューティフルライフ」、こんなことも企画しています。
(城北法律事務所・黒田 真一)
城北法律事務所ニュースより
http://jyohoku-law.com/news/040801/06.html
「ビューティフルライフ」は、早稲田美容専門学校のご協力のもと、2004年9月12日、 2005年1月22日に早稲田美容専門学校の施設をお借りして行われました。
また、2004年11月21日には帰国者まつり(http://www.jdla.jp/cgi-bin04/column/zan/diary.cgi?no=27)のワンコーナーとして行われました。