10月26日、東海3県など7県に住む孤児計207人が提訴している名古屋地裁での裁判のうち168人分の審理が結審しました(判決期日はおって指定されることになっています)。
既に、東京地裁、神戸地裁でも裁判は結審しており、これで今年になって3地裁で結審し、判決を待つ状況となっています(東京地裁は来年1月30日判決、神戸地裁は本年12月1日判決。昨年7月に判決を言い渡された大阪地裁の訴訟は現在大阪高裁に係属中)。
10月26日(木曜日)、いよいよ名古屋地裁で争われてきた中国残留日本人孤児国家賠償請求訴訟が結審します。全国的には、12月1日に神戸地裁で判決が出され、来年1月30日には東京地裁の判決が出される予定です。名古屋地裁の判決も来春には出される見通しです。このように、これから来春にかけて、全国各地で闘われてきた中国残留日本人孤児国家賠償請求訴訟は、非常に重要な局面を迎えます。これから来春にかけての裁判において、昨年の7月6日の大阪不当判決を覆し、政府の責任を明確にさせた判決を、なんとしても勝ち取るために、全力で闘っていかなければならないでしょう。そのために、全国的規模で、原告団とその家族、弁護団、支援者のより強い結束をつくり上げ、裁判勝利と帰国者問題の全面解決へ向けた強力な世論を巻き起こしていかなければならないでしょう。その一環として、今回の名古屋での総決起行動に、全国各地で闘われている皆さんの結集を、心から呼びかけます。
名古屋総決起行動
2006年10月22日(日曜日)
(1)デモ行進 13時−13時45分
集合時間 12時半
集合場所 久屋大通公園シドニー広場
名古屋市中区丸の内三丁目5番地内
(地下鉄名城線「市役所」下車4番出口)
デモコース 大津通→栄
(2)総決起集会 14:30−16:30
会場 名古屋市教育館 名古屋市中区錦三丁目16番6号 TEL 052−961−2541
(地下鉄東山線「栄」下車3番出口)
主催 中国「残留孤児」国家賠償訴訟 東海原告団
共催 中国「残留孤児」国家賠償訴訟 東海弁護団
中国「残留孤児」国家賠償訴訟 推進協議会
10月6日、東京霞ヶ関の弁護士会館において、
“中国「残留日本人孤児」の人間回復の闘い勝訴へむけて・支援者・交流の集い”
が開かれ、50名を超える支援者らが参加しました。
集いでは、まず、作家であり、100万名署名の呼びかけ人でもある林郁さんと渡辺一枝さんが「私と中国『残留孤児』」と題して講演されました。
お2人とも裁判以前から「残留孤児」問題にかかわられ、裁判提起後も裁判傍聴をされており、裁判勝利へかける思いを語っていただきました。
その後、全国弁連事務局長の清水洋弁護士による法廷内外の動きについての報告、支援者の意見交流が行われ、原告団代表の池田澄江さんによる決意表明が行われました。
中国「残留日本人孤児」の人間回復の闘い
勝訴へむけて 支援者・交流の集い
中国「残留孤児」国家賠償訴訟(関東地区原告1000余人)は足掛け4年、ようやく去る5月24日、東京地裁で結審、来年1月30日に判決です。昨年7月の大阪地裁の不当な敗訴判決を何としても乗り越え、絶対に勝訴しようと、原告、弁護団は取り組んできました。
支援の輪をもう一回り大きく広げていくため、<支援者・交流のつどい>を開きます。
せひご参加ください。
●と き:2006年10月6日(金) 午後6時〜8時(開場午後5時30分)
●ところ:弁護士会館12階 第一東京弁護士会講堂
(地下鉄:丸の内線「霞ヶ関」駅下車・B1出口)
【プログラム】(予定)
■講演=私と中国「残留孤児」
○林 郁(はやし いく)さん(作家)
1937年、長野県生まれ
著書:「満州・その幻の国ゆえに」「大河流れゆく−中国北辺の旅」「糸の別れ」(以上筑摩書房)など多数。
○渡辺一枝(わたなべ いちえ)さん(作家)
1945年、ハルビン生まれ
著書:「ハルビン回帰行」(朝日新聞社)「桜を恋う人 二つの祖国に生きる」(集英社)など多数。
■報告=弁護団 ■支援者の意見交流
■原告団代表の決意表明
主催:中国「残留孤児」の人間回復を求める市民連絡会
〒141-0022 東京都品川区東五反田1-13-12 五反田富士ビル5階
五反田法律事務所
TEL&FAX03−3447−1620
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日中友好協会本部:03-3234-4700
日中友好協会東京都連:03-3261-0433
日中友好雄鷹会:03-3203-1539
中国残留孤児問題全国協議会:03-5410-6051
下町人間の会:03-3876-4779
国民学校一年生の会:03-3330-2462(宮国方)