5月19日、中国「残留孤児」5名が、国を相手取り、国家賠償請求訴訟を、仙台地裁に起こしました。既に13地裁で訴訟が係属しており、14か所目の提訴となります。
また、同日、福岡地裁では第2次提訴がなされ「孤児」44名が、名古屋地裁では第3次提訴がなされ39名が、
さらに、27日には神戸地裁で第3次提訴がなされ2名が、
それぞれ原告に加わりました。
これで全国の原告数は1987名となりました(2005年5月27日現在)。
※全国の提訴状況(最新)はこちら
http://www.jdla.jp/cgi-bin04/column/zan/upfile/36.htm
※中国残留孤児福岡訴訟のホームページはこちら
http://www.geocities.jp/zanryuufk2004/top.html
※中国「残留孤児」国家賠償請求兵庫訴訟のホームページはこちら
http://www16.ocn.ne.jp/~kojikobe/zanryukojitop.html
中国残留孤児国家賠償大阪訴訟勝訴判決に向けて〜
大阪地裁あて要請署名活動ニュース(大阪版)【bR】2005 年5月30日
中国残留孤児国家賠償訴訟大阪原告団/大阪弁護団
[事務局]大阪市北区西天満4 丁目6 番18 号アクセスビル7 階
久保井総合法律事務所弁護士久保井聡明
電話06-6365-5128 FAX 06-6365-7737
e-mail zanryukoji@hotmail.com
第三次要請署名提出!! [合計3万2653名分]
5月25日、第三次集約の要請署名2万656名分を大阪地裁に提出してまいりました。これで3万を越えました。集約件数にして250件になります。
今回は関東原告団をはじめ、全国からの大量の署名が届きました。
各地から続々と届く署名の集約表をつくっている久保井総合法律事務所の担当事務局が、「署名にひとこと添え書きをしていただいている方をはじめ、ひとつひとつの封筒にこめられた全国の方々の思いを感じながら、まとめています。」と毎日届く署名用紙を整理しています。
次回(第4次)提出は、6月7日です。引き続き署名よろしくお願いします。
■ 地区別原告学習会始まる
5月16日から、地区別の原告学習会(全6地区)が始まりました。
原告のみなさんが集まり、事件の進行のついての理解を深め、判決をどのような視点で評価するのか、などについて弁護団から説明をし、意見交換をしています。
学習会の前後に餃子会などもあり、楽しいひとときをすごしました。
5月16日京阪線沿線地区、18日堺泉北地区、20日大阪市西部地区
24日大阪市東部地区、27日八尾地区、6月1日JR京都線沿線地区
■ 労働組合などへの要請行動実施
日中友好協会大阪府連(高瀬事務局長)の協力で、車を出してもらい、5月17日、19日と大阪市内の労働組合や民主団体に原告とともに署名要請行動を行いました。
訪問した団体はつぎのとおりです。
大阪労連/大阪自治労連/全国一般労働組合大阪府本部/大阪医労連
全司法労働組合大阪支部/国鉄労働組合近畿地区本部/大阪市学校園教職員組合
大阪市立高等学校教職員組合/大阪教職員組合大阪府立高等学校教職員組合/大阪私学教職員組合/大阪府保険医協会/大阪府歯科保険医協会/新日本婦人の会大阪府本部/日本ユーラシア協会/日本コリア協会/日本国民救援会大阪府本部/大阪革新懇/大阪民主医療機関連合会センター事業団関西事業本部/大阪高齢者生活協同組合
■ [全国の動き]仙台地裁で初提訴!名古屋、福岡、兵庫で追加提訴
14地裁原告1992名に2000名目前
★ 追加提訴ですが、5月19日に、仙台地裁で初提訴(5名)、福岡で追加提訴(44名)、名古屋で追加提訴(42名)があり、5月27日には、兵庫で2名の追加提訴がありました。これで、14地裁1992名になり、2000名目前です。
山形でも提訴にむけて準備中です。また仙台地裁の追加提訴も準備されています。
★東京地裁も弁論更新で再開東京地裁も、6月1日に新しい裁判長のもとで弁論更新がなされ、ストップしていた訴訟が動き始めます。
■ 6月20・21日全国行動決まる!
大阪判決を目前に、首都東京においても世論喚起をはかるために、全国決起集会が開催されます。
◎6月20日(月)午後2時日比谷公園霞門集合
午後2時30分デモ出発
午後6時30分決起集会(日本教育会館)
◎6月21日(火)午前9時30分国会議員要請行動(議員会館前集合)
※大阪地裁要請署名用紙はこちら
http://www.jdla.jp/cgi-bin04/column/zan/diary.cgi?no=5
※大阪訴訟・結審
http://www.jdla.jp/cgi-bin04/column/zan/diary.cgi?no=12
※バックナンバーはこちら
No.1 http://www.jdla.jp/cgi-bin04/column/zan/diary.cgi?no=26
No.2 http://www.jdla.jp/cgi-bin04/column/zan/diary.cgi?no=31
中国残留孤児国家賠償大阪訴訟 勝訴判決に向けて〜
大阪地裁あて要請署名活動ニュース(大阪版)【bQ】2005年5月15日
中国残留孤児国家賠償訴訟 大阪原告団/大阪弁護団
[事務局]大阪市北区西天満4丁目6番18号 アクセスビル7 階
久保井総合法律事務所 弁護士久保井聡明
電話 06- 6365- 5128 FAX 06- 6365- 7737
e- mail zanryukoji@hotmail.com
第一次,二次集約署名 1万1997名分 大阪地裁に提出!!
(第一次3566名、第二次8431名、合計1万1997名分)
全国から集めていただいた大阪地裁あての署名ですが、4月23日集約の第一次分3566名分を、4月26日に大阪地裁民事8部に提出してきました。
提出には、松田原告団長含め9名、弁護団6名が参加し、書記官に提出し、東京に転勤され、判決を書いておられる大鷹一郎裁判長に伝達していただくよう要請しました。
また5月9日には、第二次集約分8431名分を提出し、合計1万1997筆になりました。
続々と署名は全国から送付されています。全国のみなさま、よろしくお願いします。第3次提出は、5月25日の予定です。
■ メーデー署名もたくさん集まりました!
5月1日のメーデーには、大阪原告団は、扇町公園(大阪労連)、大阪城公園(連合大阪)、大仙公園(堺労連)の3会場に原告・支援者約50名、弁護団10名が参加し、ビラ5000枚を配布し、多数の署名ももらいました。
東京の中央メーデーでは、代々木公園(全労連)、日比谷野外音楽堂(全労協)の2箇所で署名活動が行われ、代々木公園では、原告、支援者、弁護士約140名が署名活動を行い、100万人署名3621筆、大阪署名3839筆を集めました。
全国でもメーデー署名が取り組まれています。
■ 大阪のビラや署名用紙をつくっていただいた中村道子さん(あらくさタイプ)がJR列車脱線事故で犠牲に。
大阪原告団が配布するビラや3 ・21集会のしおり、署名用紙などをデザインし印刷していただいていた「あらくさタイプ」という印刷所(藤崎光子さん経営)を親子でやっていた娘さんの中村道子さん(40歳)が、さきのJR 列車脱線事故で犠牲になられました。
お母さんの藤崎さんは、街頭宣伝活動や3 ・21集会などにも参加してくれる支援者の一人でもあります。娘の道子さんは、いつも明るい声で、ビラのデザインについて打ち合わせをしてくれていました。
事故の3日前の4月22日(金)にメーデー用のビラのデザインのことで電話でやりとりしたのが最後の会話になり、この残留孤児のビラのデザインが、道子さんの最後の仕事になってしまいました。お母さんの藤崎さん(65 歳)は、残された人生を、JRの企業犯罪の責任の追及にささげると決意され、信楽鉄道列車事故の遺族会や弁護団の協力を得て、活動をはじめておられます。道子さんのご冥福を心からお祈りするとともに、藤崎さんの活動も応援していきたいと思っています。(弁護士 岩田研二郎)
■ 地区別原告団学習会(府内6地区)の開催始まる!
大阪原告団、弁護団は、昨年9月の連続学習会に続き、5月16日から府内6地区に分けて、原告団学習会を各地で開催します。各学習会20 名程度の話しやすい雰囲気で、原告ひとりひとりとの意見交換を充実させたいと考えています。
学習会の目的は、7月の大阪地裁判決を控えて、必ず勝利を勝ち取る決意を固めることと、@どのような判決が出ても、原告団が団結して対処していけるように、判決をどのような視点で評価するのか(勝訴と敗訴の視点)、A判決後、原告団として、どのような行動をするのか、役員のみならず、原告全員が行動することの重要性を討議するためです。
■ 労組など団体訪問も
5月17日、19日の二日間、日中友好協会大阪府連の協力で、車を出してもらい、府内の団体訪問を実施し、署名要請をしてまわる予定です。
■ 国会議員地元事務所の訪問も実施予定
全国の原告団連絡会で提起されている国会議員の地元事務所訪問も、5月末から6月中旬にかけて実施します。弁護士1名と原告2名のグループで、11コマの登録をして、約40名の全事務所をまわる予定です。
※大阪地裁要請署名用紙はこちら
http://www.jdla.jp/cgi-bin04/column/zan/diary.cgi?no=5
※バックナンバーはこちら
No.1 http://www.jdla.jp/cgi-bin04/column/zan/diary.cgi?no=26
東京、神奈川、埼玉、千葉の各原告団は、街頭署名活動(内閣総理大臣宛100万人署名、大阪地裁宛要請署名)に取り組んでいます。
100万人署名の署名数は約70万筆に達しました。7月6日の大阪判決までに100万筆を達成できるよう奮闘しています。
大阪地裁宛署名も5月下旬までに10万筆達成を目標に取り組んでいます。
5月1日(日)メーデーには、東京では、代々木公園(全労連)、日比谷野外音楽堂(全労協)の2箇所で署名活動を行いました。
代々木公園では、原告、支援者、弁護士約140名が署名活動を行い、100万人署名3621筆、大阪署名3839筆を集めました。
東京原告団の今後の街頭署名活動の予定は以下のとおりです。
5月15日(日)JR高円寺駅南口、JR上野駅公園口
5月29日(日)JR赤羽駅東口、JR錦糸町駅南口
6月19日(日)JR高円寺駅南口、東武線浅草駅
6月26日(日)JR新橋駅鈴ヶ森口、JR錦糸町駅南口
いずれも午前11時〜午後1時
神奈川、埼玉、千葉についても予定が決まり次第お知らせします。
みなさんの暖かいご支援とご協力をお願い致します。
※100万人署名用紙
http://www.jdla.jp/cgi-bin04/column/zan/diary.cgi?no=3
※大阪署名用紙
http://www.jdla.jp/cgi-bin04/column/zan/diary.cgi?no=5
憲法記念日の5月3日、日比谷公会堂で憲法集会が開催されました。
会場からは人が溢れるほどの盛況ぶりでした。
同集会で、100万人署名の呼びかけ人のお一人であるノンフィクション作家の山崎朋子さんが講演されました。
山崎さんは、ご自身の人生と憲法との関わりについて語られ、アジア女性交流史に目を向けるようになったこと、そして、「大陸の花嫁」の子どもたちである中国「残留孤児」についてお話をされました。
「残留孤児」と呼ばれる人たちがどうして生まれたのか、戦争被害者の中でも最も過酷な境遇に置かれ、中国で苦難の人生を過ごして、やっとの思いで祖国に帰った「孤児」たち、しかし、その「孤児」たちにとってこの日本の社会で生きていくことがどんなに大変であるかについて訴えられ、とても心を打つお話でした。
戦争による悲劇について改めて考えさせられるとともに、敗戦60年を迎える今年こそ、「残留孤児」の奪われた人権、人としての尊厳を回復するための第一歩となる年としなければならないと思いました。
100万人署名の呼びかけ人は、以下の方々です(敬称略)。
石坂啓(漫画家)、井手孫六(作家)、井上ひさし(作家)、永六輔(放送作家)、衛藤瀋吉(東京大学名誉教授)、加藤登紀子(歌手)、小林カツ代(料理研究家)、坂本龍彦(ジャーナリスト)、佐野洋(作家)、ジェームス三木(脚本家)、新藤兼人(映画監督)、曾徳深(横浜華僑総会会長)、ちばてつや(漫画家)、仲代達也(俳優)、なかにし礼(作家)、羽田澄子(記録映画作家)、林郁(作家)、古谷三敏(漫画家)、山崎朋子(ノンフィクション作家)、山田洋次(映画監督)、渡辺一枝(作家)
http://www.jdla.jp/cgi-bin04/column/zan/diary.cgi?no=2