「法と民主主義」(略称「法民」)は、日民協の活動の基幹となる月刊の法律雑誌です(2/3月号と8/9月号は合併号なので発行は年10回)。毎月、編集委員会を開き、全て会員の手で作っています。憲法、原発、司法、天皇制など、情勢に即応したテーマで、法理論と法律家運動の実践を結合した内容を発信し、法律家だけでなく、広くジャーナリストや市民の方々からもご好評をいただいています。定期購読も、1冊からのご購入も可能です(1冊1000円)。
●特集のリード(PDF) ●時評(PDF) ●ひろば(PDF)
特集●朝ドラ「虎に翼」を考える
◆特集にあたって ... 編集委員会・佐藤むつみ
◆家庭裁判所創設の原点と変容の契機 ... 佐々木光明
◆米国家庭裁判所がわが国に与えた影響 ... 山口直也
◆「家庭に光を 少年に愛を」は今 ── 家庭裁判所の現状と課題 ... 中矢正晴
◆家裁調査官補時代を過ごした職場の状況 ... 山田麻紗子
◆「虎に翼」の桂場等一郎をめぐって ── 石田和外と司法反動 ... 宮本弘典
◆「虎に翼」で描かれなかった「国籍」を理由とする朝鮮人差別問題 ... 金 哲敏
◆アメリカ女性法曹の先駆者たち ... 福嶋敏明
◆“イタリアの寅”リディア・ポエットの奮闘努力 ... 永山茂樹
◆「虎つば」にひとこと
... 亀井時子/北澤貞男/寺沢勝子/浪本勝年
高橋敬幸/米倉洋子/清末愛砂/田巻紘子
◆資料:家裁・少年法をめぐる年表
◆特別掲載●日本民主法律家協会第63回定時総会記念講演より
女性の人権を守るために ── DV防止法、女性支援新法制定の経験から ... 戒能民江
◆連続企画・学術会議問題を考える(18)
学術会議が政府・産業界等と「問題意識や時間軸を共有しない」ことの意義 ... 小沢隆一
◆司法をめぐる動き〈98〉
・袴田巖さんに無罪判決 ── えん罪袴田事件で感じた刑事司法の根深い問題 ... 角替清美
・9月の動き ... 司法制度委員会・町田伸一
◆メディアウオッチ2024●《まつりのあと》
「裏金選挙」で与党過半数割れ
問われる冤罪と司法、メディアの責任 核廃絶世論を選挙で支えよう ... 丸山重威
◆インフォメーション
改憲問題対策法律家6団体連絡会声明
「日本政府は、Hibakusha(被爆者)の願い『核・戦争なき世界』の実現に向けて直ちに行動せよ!」
◆時評●大気汚染被害者医療費助成制度の創設は喫緊の課題 ... 小林容子
◆ひろば●『虎に翼』と憲法 ... 長尾詩子
相磯まつ江記念「法と民主主義賞」(略称「法民賞」)は、「法民」の充実を願い、日民協に事務局・会議室スペースを提供してくださっている相磯まつ江弁護士への感謝と、「法民」のいっそうの発展への思いを込めて、2005年に創設されました。以降毎年、「法民賞」選考委員会を設け、一年間に「法民」に掲載された論文・特集の中から最も優れたものを選定し、総会の場で「法民賞」を授与しています。
・2024年 第20回「法と民主主義賞」
・2023年 第19回「法と民主主義賞」
・2022年 第18回「法と民主主義賞」
・2021年 第17回「法と民主主義賞」
・2020年 第16回「法と民主主義賞」
・2019年 第15回「法と民主主義賞」
・2018年 第14回「法と民主主義賞」
・2017年 第13回「法と民主主義賞」
復刻によせて
このDVDは、1999年に制作された記録映画「日独裁判官物語」のビデオテープを復刻したものであり、内容には一切手を加えておりません。映画制作から20年たった今日でも「古さ」は感じられず、いまだに大学の授業で使われたり、購入申込を頂いたりしておりますので、ビデオの保管・販売を預かってきた日本民主法律家協会の責任で、今回思い切ってDVD化し、司法の問題を考える素材として多くの方々にお届けすることにしたものです。
この20年の間には、裁判員制度、法科大学院制度、法曹人口の増大、下級裁判官指名諮問委員会など、司法改革と呼ばれる大きな制度の変革がありましたが、いま、日本の裁判官は市民的自由を獲得し、「市民を行政の違法行為から守る使命」(ゲンチュ裁判官の言葉)を果たしているでしょうか。そうしたことを考えながら、あらためて「日独裁判官物語」を観ていただき、語り合っていただければと思います。
この映画を制作した片桐直樹監督は今年5月、逝去されました。ドイツと日本を精力的に駆け巡った片桐監督と、この映画制作に多大な協力をして下さった多くの方々の、「市民のための司法を」との思いを、特に若い世代の皆さんに受け継いでいただけることを心から願っています。
2019年11月 日本民主法律家協会
記録映画 日独裁判官物語(1999年)
監督・制作・脚本 片桐直樹(㈱青銅プロダクション)
撮影 山本駿
音楽 三木稔
ナレーター 山本圭
原作・監修 木佐茂男(当時:北海道大学教授/現在:九州大学及び北海道大学名誉教授)
推薦 日本弁護士連合会司法改革推進センター(当時)
協力 在日ドイツ連邦共和国大使館・日本民主法律家協会
発行 記録映画「日独裁判官物語」制作・普及100人委員会 代表 鬼追明夫
●平成11年度 文化庁優秀映画賞
●日本映画ペンクラブ ノンシアトリカル部門 第1位
●キネマ旬報 文化映画ベストテン 第3位
●日本映画復興会議 第17回(1999年)日本映画復興奨励賞
頒価2000円
<ご購入方法>
DVDのご購入をご希望の方は、本部事務局までメール(info@jdla.jp)でご連絡いただくか、または、こちらの「申込書チラシ」にご記入のうえ、FAX(03-5367-5431)にてお送りください。
送料無料でお届けいたします。代金は、DVD到着後、同封の郵便振込用紙でお振込みをお願いいたします。
編著:日本民主法律家協会・司法制度委員会 発行所:㈱公人社
■本体価格10,000円(税別)
全裁判官の異動状況を明らかにし、裁判官人事の全体像を広く国民の前に明らかにして、国民が主権者として裁判官統制・裁判統制を監視し、批判することを可能にする基礎資料の第4版。56期(2003年10月任官)の裁判官まで掲載。
※このサイトでご注文いただければ、送料・消費税を公人社が負担します。代金の振り込みは、本書送付の際に同封される振込用紙を活用してください。
編:全裁判官経歴総覧編集委員会 発行所:㈱公人社
■本体価格14,000円(税別)
62期(2009年9月・2010年1月任官)の裁判官まで掲載された第4版の続編。
※ご注文は㈱公人社(電話03-3947-5079)に直接お願いいたします。