No.30の記事

直ちゃんの伴侶

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 「直ちゃん。良かったね」と言われているのはあの中田直人先生である。今年2月にご結婚。同期の小田先生の音頭で東京で「中田ご夫婦のご結婚を祝う会」が遅ればせながら開かれた。場所は松本楼。親しい人が集まって中高年の同級会のような雰囲気であった。中田先生は74才。7年前に「あなたもうおいとまよ。眠くなった。お休みなさい」と言って逝ってしまった愛妻美枝子さんも「あなたよかったわね」と喜んでいるにちがいない。

 伴侶孝子さんは結婚後、茨城県知事選で大健闘して40万4323票を獲得したすてきな女性である。茨城県新婦人の事務局長。もともとは看護士の職業人である。中田先生よりすらりと背の高い知的で落ち着いた方で浮ついたところのないクールビューティー。2人でいると結婚30年を祝う会に友人達が集まった雰囲気である。

 中田先生が候補で頑張った時の2倍以上の票を取っている伴侶の実力に中田先生は驚いたと思う。中田先生はしばらく前までご自分が癌であることを「何ともないな」と公言していた。ところが今年になって転移が発見されこれを知った孝子さんが結婚を買って出たのだという。もと看護士なんだから安心である。知事戦にも落選したんだから中田先生良かったじゃない。ほんとに神は良き伴侶を配されたと思う。

 来期の日民協理事長である。ご病気のこともあり場内からは「反対」の声も上がっていた。でもご心配無く。孝子さんにそっと聞いちゃったもんね。「本人はやる気ですから」ほんとに賢夫人である。男性諸君わかっているんだか。日民協女のネットワークの威力を。

 さて会にはチェロの水谷川優子さんとそのパートナーのバイオリンの二重奏がお祝いとして演奏された。「バッハは止めてね。ボクのわかる曲ね」とうるさい小田先生。みんなでしみじみ聞きました。日比谷野音から大音響でラップの音楽がじゃまをする。負けるな生弦。良質の音楽が演奏家の感性とともに心に響きました。

 昔何年もバイオリンをやって無惨な結果に終わった私としてはすばらしい弦を聞くたびに尊敬しちゃう。この人達は神から選ばれたんだ。いいな、いいな。人を感動させることが出来るなんて。

 仕方がないのであまりに多種用意された食事が今後どうなるのか心配になって、司会をしながら松本楼自慢のカレーを3杯も食べてしまった。中高年なんだから食べ物はいらないの。いくら戦争中の飢えを経験してももう60年経っているんだから。みんな病気持ちなのよ。あーもったいない。

今日もおしゃれな林さん。中田先生からいただいた花かごを日民協に運ぶためにタクシーを拾っているところである。拾えなくて地下鉄で帰りました。後ろに東京タワーが見えます。領収書作りから花の運搬まで裏方は頑張っているのです。林さんありがとう。ぱちぱちと拍手。