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2005年04月14日の日記

署名のお願い(団体用)

各 組合・団体 御中 
                       2005 年 4月14日

中国「残留孤児」国家賠償請求訴訟原告団
代 表 池田澄江 清水宏夫 宇都宮孝良
中国「残留孤児」国家賠償請求訴訟弁護団
団  長     鈴 木  經 夫

夢に見た祖国で普通の日本人として人間らしく生きるために   

中国「残留孤児」の人間性の回復を求める請願署名のお願い 
 
 貴組合・団体のご活動に敬意を表します。
 さて、幼くして中国に残され、40年以上も「残留」を余儀なくされた中国「残留孤児」帰国者 2,400人の約8割1,889人が、東京をはじめとして全国13の地方裁判所へ国家賠償訴訟を提起しており、来る7月6日には大阪地裁で最初の判決が出されます。
 この裁判は、「残留孤児」が「普通の日本人として人間らしく生きる権利」を回復することを求めるものです。
 そのために、国が「残留孤児」を3度も棄てて、普通の日本人として人間らしく生きる道を悉く奪ってきたことに対する謝罪と賠償、「残留孤児」に対する施策の抜本的転換、そして二度と再び自分たちのような戦争の惨禍による悲劇を繰り返さないことを求めています。
 私たちは、この裁判提起にあたり、井上ひさし(作家)仲代達矢(俳優)さんをはじめ20名をこえる著名な方々から「中国『残留孤児』の人間回復の闘いに支えを」と題するアピールを寄せていた
だきました。
 このアピールには、国によって、1度目は敗戦時に旧満州に置き去りにされ、2度目は「戦時死亡宣告」により「死者」にされ、3度目は、帰国できるまで40年以上も待たされたにもかかわらず、帰国後はまともな日本語教育もなされず、自立支援策は無いに等しく、そのため「残留孤児」の約 70%が生活保護を受けざるを得ない状況に追い込まれていること、人並みの老後の保障を求めて11万人もの署名を集めて国会請願を繰り返しましたが、何れも不採択に終わり、「ハンセン病裁判」の闘いに励まされて、やむを得ず裁判に立ち上がったことが記されています。
 そして「残留孤児」の人間回復の闘いをみんなで支えようと呼びかけて頂きました。
 そこで、私たちはこのアピールへの賛同を広く国民の皆さんに呼びかけることに致しました。
 それとともに、国の「残留孤児」に対する政策の誤りを認めさせ、謝罪することと人間らしく生きるにふさわしい補償制度の確立の2点に絞り、内閣総理大臣宛の請願署名に取り組むことになりました。
署名の目標は 100万人ですが、「残留孤児」原告らの街頭署名等により4月現在、約70万筆となっております。
私たちは、来る7月6日の大阪地裁の判決を機に100万人署名をもって、国に対して全面解決を迫る予定です。
 「残留孤児」たちは既に高齢になりつつあります。残されている時間は多くありません。
 平和と人権を擁護し、生活向上のためにご奮闘されている貴組合・団体のご支援・ご協力を心からお願い申し上げます。

 要 請 事 項
1. 100万人請願署名にご協力下さい
⑴ 署名用紙は、取り扱い団体名を入れてコピーして下さい。
(下記の平和フォーラムのホームページからもダウンロードできます。
http://www.peace-forum.com/sensosekinin/zanryukoji-shomei.pdf
⑵ 署名の集約は2005年6月30日までにお願い致します(最終)
⑶ 上部団体は、構成組織への指示・要請をお願いします。
⑷ 署名の送り先・お問い合わせは
  〒141-0022 東京都品川区東五反田1-13-12 五反田富士ビル5F
  五反田法律事務所 пEFax 03-3447-1620 
  中国「残留孤児」の人間回復を求める市民連絡会
2.運動を推進するための募金活動にご協力下さい
 「残留孤児」原告の7割が、生活保護を受けている困窮者です。
 街頭署名などに出掛るための交通費にも困っています。この運動を進めるための募金にもご協力をお願いす。
⑴ カンパ袋を用意致しましたのでご活用ください。
⑵ 団体としての寄付についてもよろしくお願いします。
⑶ 送金先・銀行口座・東京三菱銀行五反田支店 (普)2076999
      郵便振替・00130-0-581422
      受取人・中国残留孤児人間回復運動支援基金
3.機関紙・新聞等でこの問題をアピールしてください。
資料が必要な場合は、上記の「市民連絡会」(пEfax 03-3447-1620) へ請求してくだい。
     (バンフ等をお送りします)

以 上