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2005年07月31日の日記

「父母の国よ−中国残留孤児たちはいま」 鈴木賢士(写真・文)

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 長らく「残留孤児」問題の取材に当たられてきたフォトジャーナリスト鈴木賢士さんの著書『父母の国よ−中国残留孤児たちはいま』(写真・文 鈴木賢士)が大月書店より発売になりました(1470円+税)。
http://www.otsukishoten.co.jp/new/index.htm

 普通の日本人として、人間らしく生きたい。祖国日本に帰国した中国「残留孤児」2500人のうち約8割が、全国で国を訴える裁判を起こしたのはなぜか。「孤児」たちの帰国後の姿を、一軒一軒訪ねて撮影したドキュメントです。是非お買い求め下さい。

【目次】
◇はじめに
1 中国残留孤児たちはいま
2 旧満州の荒野に捨てられて
3 余りにも遅すぎた帰国
4 残留孤児・残留婦人の証言
 予防注射で半身不随に/「父母の霊位」に手を合わせる/三回売られた残留婦人/文化大革命ショックで養父母・妻が死亡
5 ついに立ち上がる
6 自国民の戦争孤児を救えない「大国日本」
 中国残留孤児発生の背景/「三度捨てられた」孤児たち/北海道から鹿児島へ−全国に広がる提訴の波/「二度と残留孤児を生み出すな」
◇用語解説
 満州事変/関東軍/満蒙開拓団/ソ連参戦/文化大革命/日中国交回復
◇中国残留孤児・残留婦人関係の略年表
◇あとがき

鈴木 賢士(スズキ ケンジ)
フォトジャーナリスト。1932年東京都に生まれる。戦争で千葉県に疎開し、県立成東高校卒業後、家業(靴店)を継ぐ。戦後、店を東京に移し、30歳で東京経済大学に入学・卒業。雑誌記者生活30年。50代の終わりから現代写真研究所に通い写真を学び、戦争がもたらす不条理を一貫して追求してきた。日本リアリズム写真集団(JRP)会員。
1999年、公募写真展「視点」新人賞受賞。2000年、「週刊現代ドキュメント写真対照」海外フォト・ルポ部門賞受賞。2001年、「視点」奨励賞受賞。2003年8月15日、韓国KBS放送で「鈴木賢士の『韓国のヒロシマ』」放映。
著書『フィリピン残留日系人』(草の根出版会、1997年)『韓国のヒロシマ』(高文研、2000年)『中国人強制連行の生き証人たち』(高文研、2003年)

※鈴木さんにはリーフレットに写真を提供いただくなど(http://www.jdla.jp/cgi-bin04/column/zan/upfile/1.jpg)「残留孤児」訴訟・支援に大変ご協力いただいております。

※「孤児」たちの今は
http://www.jdla.jp/cgi-bin04/column/zan/diary.cgi?no=69

※「残留孤児」の原点を訪ねて
http://www.jdla.jp/cgi-bin04/column/zan/diary.cgi?no=62