2007年01月05日

安倍君、憲法守らなきゃだめじゃないか。

昨日、伊勢神宮に参拝したって?
だめだよ、君。首相である間は、靖国でも伊勢でも、神宮・神社と名の付くところに行っちゃいけない。
中国も韓国も、靖国にはうるさいけれど、伊勢にはうるさくないからいいだろうって? 外国からの批判を基準にしてはだめだ。行動の基準は憲法が基本ではないか。日本国憲法20条3項は、国が特定の宗教施設と関わりを持つことを禁じている。伊勢は、国家神道の大元締め。憲法の政教分離原則は、靖国だけではなく伊勢も明治神宮も、首相が参拝の対象とすることを禁じている。
君が伊勢神宮への信仰厚くて、これまで新年の参拝を欠かしたことがないということであったとしても、お気の毒だけど我慢するんだね。ナニ、安倍は賞味期限切れだと言われ、ポスト安倍が囁かれているご時世だ。我慢の期間もたいしたことはなさそうじゃないか。
えっ?伊勢信仰への思い断ちがたい?
ならば、公邸の自室で伊勢神宮の方角に向かって、遙拝していればよろしい。
えっ?それでは信仰を貫くことにはならない?
では、こうしたらどうだろう。
メーキャップを施して似ても似つかぬ人物に変装するのだ。そして、こっそりと人混みに紛れて参拝する。もちろん、勤務時間外を見計らっての行動。けっしてその名を明かさない。もちろん、記帳もしない、公用車も使わない。随員もなし。いかなる名称にせよ、一切の出費は自費で賄う。しかも、参拝に行ったとは誰にも言わないのだ。厳重な秘密。信仰心の発露に相応しいやり方ではないか。それなら、私人の参拝として許される可能性がある。
大っぴらに記者会見なんてしちゃだめ。「皇室の弥栄をお祈りしました」なんて、はしゃぎすぎにも程がある。
現行憲法に不満あるからと言って、守らなくても良いことにはならない。
やっぱ、首相は憲法を守れる人でないと困る。