No.18の記事

 昨年より2人体制になった本部事務局から、事務局だよりをお送りすることにいたします。従来の「あっちゃんの事務局通信」を改め「敦子とかおりの事務局だより」としました。「あっちゃん・・・」の時代は、一人孤塁を守る林敦子のぼやきが主体でしたが、これからの「・・事務局だより」は、協会本部の業務報告とともに、交互に感想やら問題点を記して行きたいと思っています。時々は、絵日記ならぬPhoto日記として、写真も添付するつもりです。ご期待下さい。

窮状を救うのは、9条です。

今日は、待ちに待った、「9条がんばれ! 弁護士と市民がつどう「第9」コンサート」の日。あいにくの冷たい雨・・・。ぎりぎりの時間に会場に駆けつけると、もう、たくさんのひと・人でうまっている。切符を切っているのは渕上弁護士、プログラム配布は下林弁護士。様々な集いの受付をこなすことになれている私。少しとまどいながら、「今日はお客様でーす」と、いくぶん背中を反らせて、入場。ご夫妻で合唱に加わる予定の佐藤弁護士は、まだ平服のまま入場者に笑顔で応対。「衣装に着替えなくていいの?」と私。蝶ネクタイの斉藤先生をひやかそうと思っていたのに、余裕たっぷりの態度。コーラスのできあがり、期待していいのですね。
 平和の誓いへのファンファーレで幕開け。実行委員長のご挨拶に続き、モルダウ・鳥の歌、愛のあいさつ・・。心の底に響き渡るチェロの音色に酔いしれる。第2部は、「第九合唱」。緊張した面持ちで舞台に登場する合唱団員の中に、「知った顔」を探し当てて、にんまりしながら、外山雄三さんの指揮棒がふれるのをじっと待っていると、武者震いがとまらなくなる。
 そもそも、このコンサートの企画が報告された時、「へエー、実現できるの?」と正直思っていた。「実現させたい!」そういう気持ちになってきたのは、随分と企画が具体化してきた頃。そして、本番を迎えた。大成功!!。ここを出発点に、憲法9条の大切さをひとりでも多くの人と語りあって行こう。そんな決意を心に刻みつけることができた、つどいだった。会場の出口には、シルクハットを逆さまに、募金を募る内田先生の姿。財布を広げた私に、「帰りの電車賃大丈夫?」。財布の薄さを心配してくれたのかしら?