No.12の記事

 昨年より2人体制になった本部事務局から、事務局だよりをお送りすることにいたします。従来の「あっちゃんの事務局通信」を改め「敦子とかおりの事務局だより」としました。「あっちゃん・・・」の時代は、一人孤塁を守る林敦子のぼやきが主体でしたが、これからの「・・事務局だより」は、協会本部の業務報告とともに、交互に感想やら問題点を記して行きたいと思っています。時々は、絵日記ならぬPhoto日記として、写真も添付するつもりです。ご期待下さい。

ハンカチ王子と幻の野球部

再試合という劇的な出来事だけでなく、好試合を繰り広げた高校生の爽やかな姿に、昨日は、テレビに釘付けになった。試合中にハンカチで汗をぬぐう斉藤佑樹投手は、「ハンカチ王子」などど命名された、一躍注文の的になっている。
ところで、我が協会に、以前野球部が存在していたことを記憶していている方は、多くないと思うが、存在していたのである。会員に希望ポジションとともに、入部募集をかけたところ、ピッチャーばかり集まってしまったという珍事ながら、休日に、野球場の確保と、試合相手の交渉に忙殺されながら、試合を重ねて行った。そのうち胸に、「法と民主主義」の刺繍をしたピンクのユニフォームも完成する予定だった。野球部設立の言い出しっぺは、小野寺利孝元事務局長。
ご本人は、バットならぬゴルフクラブを振ることが得意にもかかわらず、設立に熱意を発揮した。元野球少年たちが、出はじめたお腹を気にしながら、河川敷の野球場に結集していたあの頃が、とても懐かしい。その後の社会情勢も、司法をめぐ動きも、そんな時間すら、協会に結集する弁護士や税理士から奪うことになってしまった。